Eve Pietruschi

彼女がかつて耳にした植物の奏でる音楽、彼女がかつて植物と交わした会話、これらの記憶を再表現する、ある時はデッサンで、ある時は彫刻で、ある時は版画で。彼女がかつて嗅いだ草木の香りや、彼女は土や太陽、植物が発するエネルギーを、紙、布、銅、石、ガラス、セラミックなど様々な物質へ転写していく。

 

Icônes 2019
photographies, compositions à partir de récoltes, fossiles, végétaux, bois

 

Icônes 2019
photographies, compositions à partir de récoltes, fossiles, végétaux, bois

 

éffacement 2018
monotype sur papier encadré 130×90 cm

 

プロフィール

1982年生まれ。フランス、ニース出身、在住。
ニース高等芸術学院ヴィラ・アルソン卒業後、2007年よりアーティスト活動開始。

■あなたのアートをあなた自身でどのように説明しますか?

私の表現方法は特定の伝達手段によって定義されません。
ドローイングが繰り返される場合でも、伝達手段を決定付けるのはむしろそこに込めた意図やプロジェクト全体です。

■作品を作成する上で、一般的に最も重要なことは何ですか?

最も重要なことは、その瞬間にその瞬間に存在し、静寂の中に居ること、作品に意識を注ぐことです。
それがドローイングでも、彫刻でも、インスタレーションでも。
光、植物は私にとって不可欠です。

作業は野菜畑または庭の散歩から始まります。感じることに時間をかけるんです。
観察すること、聞くこと、そして土に触れること。

■インスピレーションの源は何ですか?

インスピレーションのソースはさまざまで、たくさんあります。
建築家のPatrick Bouchain (パトリック・ブーシャン)、作家の関口涼子、ランドスケープアーキテクトのGilles Clément (ジル・クレマン)、作家・民族植物学者のPierre Lieutaghi (ピエール・リウタギ)、インテリアデザイナーのAxel Vervoordt(アクセル・ヴェルヴォルト)、谷崎潤一郎の作品「陰翳礼讃」。
放棄された空間や植物たち。

 

■どうしてこの表現方法を選んだのですか?

私は手仕事向きだし、田舎や農家などに根付いた暮らしが向いているんです。
そして、鑑賞する人は作品の前で好きなだけ時間を過ごすことができるから。
わたしの作品の鑑賞は移動しない旅なんです。

 

Partitions 2013
pliages en aluminium

 

Voyage, portée par le souvenir, je m’oublie / “voyages immobiles” / 2015,
reports sur tissus, structure en métal, verre et Immortelles / dimensions variables

 

herbier / 2016 / “voyages immobiles” / dessins sur papier, technique mixte

エヴ・ ピエトゥルスキと日本

■日本は好きですか?
学生時代(2007年)から日本に興味を持っています。
空(クウ)という概念、影…それらに感銘を与えられました。それは私たち西洋世界からの概念ではないけれど、人間が土に近いときに知覚し合うものです。

■日本について何か特別な経験や思い出はありますか? 

私は今まで日本に行ったことがないので、体験したことは何もありません。
でも私は本を通して​​旅をしてるんですよ。

■気になる日本のアーティストやアート作品はありますか? 

はい、パリのギメ美術館で見た歌川広重の版画は、わたしが最初に出会った作品たちです。
写真家の杉本博司。 いけばな芸術。

■日本のアーティストやその作品に対してどう考えますか?

残念ながら私は全体的な意見を持てるほど専門家ではありません。

 

■フランスのアートと日本のアートには違い、もしくは似ているところがあると思いますか?

料理の芸術には両者の間に橋があるように思えます。
料理は、味わうだけでなく、旅行にもなります。

Fossils 2019
sculpture, végétaux, plâtre

 

approchement 2020
feuille de caoutchouc . coupelle en argile crue . fleurs d acanthes.os

 

■近日中に出展予定などの予定があれば、日時や場所を教えてください。

現在、プロヴァンス=アルプ=コート・ダジュール地域圏で、”植物保護地域” の制作に取りかかっています。私のインスピレーションのソースは多岐にわたるので、この作品のプロジェクトを具現化するための表現としてはおそらくインスタレーションのかたちをとることになります。
今日、私たち人間の影響で多くの植物、動物、ミネラル、私たち自身の命が失われています。本当はすべてがつながっているのですが、同時にすべての生物が互いに関連性がないかのように機能しています。 このプロジェクトの一部は、2021年1月にマルセイユの文化スペース Coco velten (ココベルテン)で開催されるグループ展「Ouvrages」に出品されます。これは文化イベント「Vivant 2021」のプログラムの一部です。

■Avez-vous prévu d’exposer prochainement ou d’autres activités?

Je travaille en ce moment sur un “sanctuaire végétal” des espèces protégées, menacées et endémiques de la région Paca. La restitution de ce projet sera certainement une installation car mes sources sont variées et nombreuses. Aujourd’hui beaucoup de vies disparaissent à cause de notre impact, je parle de celui de l homme sur le végétal, l animal, le minéral, sur nous même. Tout est lié et nous fonctionnons comme si toutes choses vivantes n étaient pas reliées les unes aux autres. Une partie de ce projet sera présentée à Marseille pour une exposition collective “Ouvrages” à Coco velten en janvier. Il’s inscrit dans la programmation de Vivant 2021.

Offrandes

 

http://www.evepietruschi.com/

 

Text : Ayami Ijima

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